鮮やかに色づいた君の声
【ふじまるGTの個人日誌13】
出会ってしまった。
偶然だった。
或いは必然だったのかもしれない。
ベンダーとの取引を終え振り向いた私の正面に彼女はいた。
それはつまりベンダーとの取引中、私の後ろにいたということだ。
いつからいたのか。
気配も無く?
取引に集中して気がつかなかった?
えぇぇ‥‥
怖いよぉ。
なんだよこの人。
「えっと‥‥君の名‥‥
おっと。なんかこのまま聞いたら時を超えて再び出会ってしまいそうな感じがしました。
「君、名前は?」
「‥‥グ‥‥グギ‥‥グギギ‥‥」
逃げました。
怖すぎる。
【ふじまるGTの個人日誌14】
捕まりました。
あんなわけのわからないものから逃げられるわけがなかった。
捕まったあと、頭になんか被せられて
こうなりました。
ジャーン!
ジャーン!
ビャー!!
-BAD END-