離ればなれになって気づいたこと。
【ふじまるGTの個人日誌32】
雨風がしのげる最低限の家で暮らしている中、少しゆとりが生まれたので、余った木材でビリヤード台を作ってみました。
我が家に娯楽が誕生しました。
さっそくシーフード君と遊んでみることにしました。
「ビリヤードやろうぜ」
「おう。やろうやろう」
「‥‥‥‥」
「‥‥‥‥」
「どうやってやるんだよ」
「俺たちが育ったボルトにはなかったからなぁ」
「でもなんか、ちょっと聞いたことあるんだよなぁ。ビリヤードってやつ」
「頑張って思い出してくれ」
「まず台の上に乗るんだよな。お互い」
「おお。こうか?」
「そんで確か、弾を撃つんだよ」
「え!?」
「合ってるよ。弾を撃つんだよ。で、相手のタマを落としたら勝ちみたいなルールだよ」
「まてまてまてまて、一方的すぎるだろ!」
「いくぞ」
「待てって!まじで!待って!」
パンッ!
【ふじまるGTの個人日誌33】
「あー。だめだ。今日具合悪すぎるから冒険中止。寝ます」
「おー。ちょうど良かった。俺が診てやるよ」
「いいよ。意味ないよ医者じゃねーんだから」
「まぁまぁ。いいからいいから。俺とふじまるの仲じゃん」
「いいって。1日寝れば治るよ」
「まずは麻酔撃つからじっとしてて」
「おい。打つの字が違う感じがしたぞ今。それ本当に麻酔かよ。さっきそれで戦ってなかった?」
「大丈夫。大丈夫だよ。動くと大丈夫じゃなくなるかもしれないから。絶対動かないで」
「まてまてまてまて、なんか味わったことあるぞこの感じ」
「すぐ楽になるから」
「待て!待って!お願いだから!まっ」
パンッ!