ナイトクローラーを見た。
こんにちは。
ファーフロでジェイクギレンホール好きになったからナイトクローラー観たいなぁ。と思いつつ、アマプラで100円になってた時も観るの忘れてて、でも気づいたらいつのまにかアマプラに追加されてました。ついに観る日が来た。
ふじまるGTです。
ジェイクギレンホールが演じるのはルイスという金に困った男。
働きたくても人脈がなくて職に就けずにその日暮らしをしている時にたまたま事故現場に出くわして、そのショッキングな映像がニュース番組に売れることを知るんです。
あらすじここまで。
ここからネタバレ含みます。
ジェイクが本格的にパパラッチを始めてから、よりショッキングな映像が撮れるようにあえて被害者を見殺しにしたり、1枚の画にちゃんと収まるように死体の位置運んで動かしたりやり方がだんだんエスカレートしていくんですよね。
やばいことやってるのに、流れてる音楽は軽快だったりして、これ心情を現してんのかな?ってなりました。
だからこの映画ジェイクがどんどん狂っていって自分からショッキングな事故を起こして演出していくようになっていくのかな?とか想像してたんですよね。
そんで最後は行きすぎて自分が巻き込まれて死ぬとかそんなんかなって。
全然違った。
そういうやばさじゃないんだよこいつ。
法スレスレっつーか、次の犯行してくれるんじゃないかって犯人見逃したりとか、バレたらアウトなことはめちゃくちゃするけど、自分から殺したりなんか仕掛けたりはしないのよ。
クズで悪いやつなんだけど、うまくやってる。
映画的に悪い奴には悪いことがあって欲しいなぁ。という思いを見事に裏切っていくんですよ。
ある意味リアルっていうか現実も悪い奴に必ずしも悪いことは起きないわけで。
俺は優れた才能を持っているっていう絶対的な自信で、事故映像を演出して高値でニュースに売り、会社を立ち上げ成功していくんです。
その過程で感情を表に出す時の、ジェイクの目がすげーんですよ。
普段は無表情で、人前ではいい人そうに笑って、声を荒げる時は目ん玉飛び出しそうになるくらい剥き出しにさせるんです。
不気味でおっかねーんです。
うまくやってるから警察も捕まえられない。
(この辺はちょっと警察無能すぎでしょ。とは思うんだけども)
最後は会社も少し大きくなって、これからも続いていくんだろうな。って感じの終わり方。
最後に、社員に言うセリフがリアル。
「私がしないことはするな」
決して逸脱しきらないところで狂ってる感が怖いなって思いました。
最初に言ったようなまともなやつがだんだん狂っていって最後は死ぬとかそういうサイコなドラマはなくて淡々と事故映像を撮って最後も天罰的なこともなく成功して終わるから物語の起伏は薄いんだけど、間違いなく狂ってる不気味さを味わえます。まぁ一回見て欲しいです。
ジェイクますます好きになりました。
余談ですが、目が飛び出てて顔が細いから実写版ウッディやるならジェイクがいいですね。たまにウッディにみえるんです。そんくらい目飛び出てる感じする。
終わります。