ヘルボーイ。オモローイ。
こんにちは。
ヘルボーイ観ました。
ふじまるGTです。
公式のあらすじです。
人類への復讐心から地上を魔物の世界へ変えようと企む“ブラッドクイーン”こと最強の魔女ニムエ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)。極秘の超常現象調査防衛局(B.P.R.D.)の最強エージェント・ヘルボーイ(デヴィッド・ハーバー)は、地球を守るべく決死の戦いを挑むが、彼女の魔力により世界を滅亡させてしまうほどのパワーを手にいれてしまう。世界は終焉を迎えるのか? ヘルボーイの運命は? やがてバトルは天変地異へとエスカレートするー。
ここからネタバレです。
始まったな。って思ったら、終わったな。ってなる映画でした。
なんか休むところが無く、ぶわーって進んでいって終わる。
一本にまとめないといけないから情報量がすげーんです。
字幕読み逃したら置いてかれるくらいガンガン進んでいきます。
でも、ストーリーは難しくないから置いてけぼりってことにはならない。
結局は、悪い魔女が人類を滅亡させようとしてるのを止めよう。って話ですからね。
ヘルボーイは地獄からやってきたけど、人間に育てられて、心は人間なんです。
でも種族的には、魔女側の悪魔なので、揺れる揺れる。
怖い顔してることを悩んだり、悪魔に乗っ取られた同僚を仕方なかったとしても殺してしまったことにくよくよしたり、メンタルがナイーブすぎてめちゃくちゃかわいいヘルボーイ。
親から人間として育てられても、与えられたおもちゃが銃って、普通レゴだろ。って腐る。
自分は武器として育てられてるんじゃないかって悩むし、親に当たる。
だから、お前は本当はこっち側だよ。って魔女からそそのかされればそりゃ揺れますよね。
そして、魔女はアーサーの時代にエクスカリバーで体をバラバラにされて、各パーツを封印して各地に隠して置いたものが現代でつなぎ合わされて復活するんですけど、そのアーサーの子孫が途中、悪魔信仰にハマって悪魔との間にできた子がヘルボーイとかいう設定。
つまりヘルボーイの中にはアーサーの血が流れてます。
エクスカリバー抜けます。
エクスカリバーで魔女を切れば倒せる!
けど、ヘルボーイは魔女側。
出生を取るか、育てをとるか。
そんな話ですね。
親父が殺された後に、アリスの降霊で親父呼び出して本音を語るとこが良かった。
超常現象調査防衛局の長官としての働きは優秀でも、親ってのがうまくできなかった。いい親じゃ無くてわるかったな。って。でもメソメソするなよ。お前男だろヘルボーイ。ってめちゃくちゃあのシーン好きだわ。
血の絆より育ての絆の方が好きなタイプなんです。
そんで魔女倒して終わり。
続編匂わせて終わったけど、これが売れなきゃ続編無いのでみんな見ましょう。
良かった点は、やっぱりヘルボーイがかわいい。すぐクヨクヨするし、なんかいいことあったらうひょー!ってなるとこが思春期の男子みたいで微笑ましい。
最初につっかかってくるベンダイミョウがヘルボーイの本質はいいやつってわかって仲間になるとこ。
巨人とのバトルのカメラワークがワンカットの長回しみたいになってて面白かった。
アリスちゃんを一緒に連れて行くってなった時の、ヘルメット被して頭ポンって叩くとこがバディ感あってほっこりした。
悪い点は、もっとヘルボーイ強くてもいいのに。って思いました。
結構バトルあるんだけど、最初はボコされて、ヘロヘロになったとこで逆転。ってパターンしかないんですね。
ラスボスが魔女で、女だから壮絶なぶん殴り合いみたいのが出来ないんですよね。だからこそその手前のバトルくらいは瞬殺するくらいの敵用意してヘルボーイの強さを強調しても良かったんじゃないかな。って。
グロ描写が出すぎ。
いっぱい出したら最高なのか?
出しゃいいってもんじゃない。出し方がワンパターンすぎてまたか。ってなる。
一発見せどころのグロ見せてあとはちょいちょいでいいんじゃないの。
好みの問題なんだけど、自分的には別にグロ描写はそんないらないです。
地獄から出てきた悪魔達が別にすばらしくない。
なんかデザインが最高!みたいな風潮あるんですけど、大体が男性器とか女性器を模してて、なんかどっかでみたことあるようなやつしかいないじゃないか。ってなりました。
良くも悪くも言える映画でした。