フッドザビギニングはジャッキー映画みたいだった。
こんにちは。
フッドザビギニングの話しましょう。
ふじまるGTです。
これはあれです。
ロビンフッド誕生の物語とみせかけて壮大なファンタジーでした。
だから伝記物として観に行くとあれ?ってなります。
じゃあつまんないかと言われれば、そうでもなくて、ならめちゃくちゃ面白かったか。と言われれば、そこまででもない。って感じです。
何を楽しみに行くかで、ものすごく評価がわかれそうな気がしました。
ネタバレありで、その辺話させてください。
つまんなかった。という感想に寄ってしまう人は、たぶんストーリー重視の人なんじゃないかな。と思います。
はっきり言ってストーリーはいまいちです。
そしてヒロインがあんまかわいくない。
ロビンは領主です。女選びたい放題なのに、そこいく?って思ってしまいます。
始まりが、このヒロインがロビンフッドみたいな格好で出てくるから、もしかしたら最終的には一緒に戦うために顔よりアクション寄りの女優さん選んだからこうなったのかな?とか思ってたんですが、彼女にアクションは無く。
ロビンが死んだと思って別のやつとくっついた時、ロビンと逆の性格の男選んでるし、いや、そいつは選ばんだろ。ってなるんですよ。
この男、最後までロビンの言うことに反対するんですけど、ロビンの、君はみんなから指示されてる。君の力が必要だ。って言葉で仲間になるんです。でも、別にみんなから指示されてるシーンなんかないんですよ。なんかこいつがいないとみんなが一致団結しなくてこいつのカリスマ性のおかげで1つにまとまる。みたいな描写があればすげーいいぜ!ってなったんですけど、なんならこいつが乱してるじゃないか。ってなっちゃうんですよね。
こういうとこが結構あって、ストーリーはモヤモヤします。
ロビン少なくとも腹と左足に矢くらってるはずなのに普通に動いてたりとか。
馬車でカーチェイスするとこ、顔のアップが多くて背景がなんかCG感まるだしだったりとか。
んん?
ってなるとこは正直多いです。
あとわかりやすく嫌な敵が2人いるんですが、こいつらとの戦いがあっさりしすぎてる。
もうちょっと気持ちよくなれる倒し方あったんじゃないかなぁ。と思いました。
ほうきで叩かれるかもな。
とか、ざまぁみろよ。みたいな皮肉の効いた返しは良かったんですけどね。
でもうひょーってなる点もしっかりあります。
まずはもう、なんと言ってもタロンがかっけー。
私がタロン好きだからってのも大いにありますが、タロンの演技はやっぱり良い。
声と喋り方がなんかいい。ずっと聞いてられる。
アクションも良かった。
もっと見たかったです。
私、アーチャーめちゃくちゃ好きなんです。
弓を引く姿って絵になるじゃないですか。
タロンが弓引いてるだけでいい。
あと、ジェイミーフォックス演じるジョンも最高。
ロビンに目つけた後、めちゃくちゃグイグイくる感じクソ笑いました。
しつけぇ笑
って
こいつがロビンと組んで、弓の練習をはじめるんですが、修行の風景がジャッキーの映画みたいで、また笑いました。
つーか、思い返してみると、そこだけじゃなくて全編ジャッキーの映画みたいだったかもしれません。
最大の良かったポイントは、衣装のデザインです。
この時代この装飾とか色使わんだろ。みたいなのは全部無視してとにかくかっこいい感じに仕上げてきてます。
RPGの中世みたいな世界観。
鎧とか、武器とか、部屋の装飾とかカッコ良すぎた。
腐敗した教会みたいなのを描くために、もろ現代的なクラブミュージックみたいの流れてたし、カジノみたいなとこで遊んでるし。腐敗してまーす。みたいなのは一目でわかる。小道具1つ1つが本当にかっこいい。
このかっこいい絵にタロンが収まってるってだけでみる価値ありなんです。
パンフレットはめちゃくちゃ内容少ないです。
パンフレットって映画によってクオリティにすごいバラつきがありますよね。
パンフレットガチャとか言ってそれも楽しんじゃってるんですけどね。
でも良いのが、表紙開いたとこに見開きでタロンが弓構えてるビジュアルと、裏表紙開いたとこに本編のその後みたいなビジュアルがあるとこですね。
とにかくタロンを眺めろっていう作り。
カップルで見行ったらいい映画だと思いました。