第3話。時の流れと空の色に何も望みはしないように
ふぁたしたてぃ
今会えるアイドル
週末ヒロイン
ゼーーット!
よろしくおねがいしまーす。
ふじまる「ハッ!夢か。なんだったんだ今のは‥‥」
パールバティ「あ。キャプテン起きました?ちょうど朝ごはんできたところですよ。それにしてもなんです?うなされてましたよ。何とかZがどうとか寝言いって」
ふじまる「俺もよくわからん。コールドスリープの副作用かもな」
パールバティ「とりあえず、朝食冷めないうちに食べちゃいましょう。マックス牧師呼んできます」
とまぁ、団欒の風景から始まる3話。
こいつはパールバティ。
前回滅しちゃったあの工場で働いてた少女。
機械いじりが得意で、本当は電力装置を反体制側のやつらから奪い取るために派遣されたんだけど、俺が反体制側についちゃったからこいつには悪いことしたな。って思ってる。
結局、宇宙船弄ってみたさが勝って俺についてきちゃったんだよね。
マックス「おはようございます船長。今パールバティさんから聞きましたけど、うなされていたみたいですね。何か悩んでいることがあるなら吐き出してしまったほうがいい。いつでも話聞きますから」
ふじまる「大丈夫だよマックス。心配してくれてありがとう」
こいつはマックス牧師。
あの工場がある街で迷える子羊達を鼓舞していた人物。でも実はレアな書物を探してあの街で牧師をしていたんだ。
俺が見つけてきてやったらなんと読めない文字で書かれていたのよ。
それならこんなとこにいる必要ないから船に乗せてくれって仲間になったわけ。
ショットガンぶっ放す牧師。元囚人。
これが彼の言う〝救い〟なのか。
ふじまる「オムレツかー。よーし。みんな揃ったし食おう!」
一同「いただきまーす」
ガリッ
ふじまる「いてっ」
ふじまる「バティちゃん。バティちゃんや。なんかオムレツの中にボルトとナットが入ってるんだが」
パールバティ「はい」
ふじまる「普通入れないよね?」
パールバティ「おいしいかな。と思って」
ふじまる「えー!!嘘だ嘘だ。やべー。まじかよ。俺てっきり機械いじりが好きすぎてつい調味料と間違えて部品入れちゃったドジっ子なのかと思ったよ。こえー。おいしいかな。って思ったんだ。へぇー。すごい斬新だね君!」
マックス「パールバティさん。何か悩んでいることがあるなら吐き出してしまったほうがいい。いつでも話聞きますから」
ふじまる「あんたそれしか言わねーな。なんか悩んでるだろ?いつでも話聞くぞ?」
ふじまる「とりあえず」
ふじまる「これから飯は俺が作る!」
俺の旅は楽しくなりそうです。
第3話。終わり。