思考回路はショート寸前。

80歳のおじいちゃん。ふじまるGTがドラクエ11が発売された記念に作ったブログです。猫がかわいい。FF14はじめました。やべー!おもしれ〜。

超実写版ライオンキング感想。

 

こんにちは。

 

 

実写版ライオンキング観てきました。

 

 

ふじまるGTです。

 

 

実写版といっても一箇所以外フルCGなので、実写っつーかCGアニメ?と思うじゃないですか。あれは実写より実写でした。なので超実写版。

 

 

監督はジョンファブロー。

 

アイアンマンとかスパイダーマンのハッピー役のおっさんでお馴染みですよね。

 

私、ジョンファブローのシェフ 三つ星フードトラック始めました。って映画が好きなんです。優しいやつしか出てこない。癒される映画です。そんなジョンが監督のライオンキング観るしかないかー。なんて感じであまり乗り気じゃないスタンスで行ってしまいました。

 

 

というのも、今のディズニーの実写化連発の流れ、なんでアニメで完成してるのにわざわざ実写化すんだよ。って良く思ってなかったんですよね。ライオンキング好きだから尚更。

 

 

でも違いました。

 

その辺りの話をネタバレ混じりで話していきます。

 

 

筋はアニメと同じなので、ネタバレもなんもないと思うんですけどね。一応内容には触れるので、気になる人は進まないで下さい。

 

 

 

ライオンキングと言えば、もう誰もが知ってる最初の動物達が集まってきてシンバが掲げられるシーンです。

 

あそこの構図がアニメとほぼ同じ。

これたぶんわざとやってます。アニメを汚すつもりはないよってメッセージが存分に詰まってると受け取りました。

 

 

ここから一気に引き込まれます。

 

 

良いポイントと感じたのは、アニメよりも30分長くて、シーンがいくつか追加されてます。

印象深いのが、王様になったらこの大地は全部僕のものになるの?と聞いてきたシンバに対して、真の王は得ることばかり考えるのではない。与えることを考えるのだ。って教えるムファサのシーン。これは真の王。

 

スカー体制になってからの悲惨さが濃く描かれていたり、それに対してサラビの高貴さも描かれていて、シンバがいない間みんな頑張って耐えてた。ってシーンがあったこと。

 

シンバがティモンとプンバァと一緒に自由に生きてる時に、命は円と教えられてきたシンバをティモン達が線だよ。と笑うシーンがあります。自由に生きて死んだら終わり。

 

最初のムファサの教えが効いてくるところなんですけど、得ることばかり考えてるスカーと、与えることを考えず好き勝手呑気に生きてるシンバ。どっちもダメなんですよね。

この演出が追加されたことで、シンバの覚醒がすごく良いものになってる。

 

 

ラフィキがシンバが生きてるってなるところ、アニメだと何で生きてるってなったかいまいちわかんないなんかテレパシーみたいな感じになってるんですよね。

それが、シンバの毛が抜けて風に乗って、木に引っかかって、それをキリンが葉っぱと一緒に食べちゃって、フンになって、フンコロガシが転がして、崖から落ちたフンが割れてアリが毛を持って、それがラフィキのところまで繋がって、シンバが生きてるってなるんですよ。

 

動物だけじゃなくて、虫とか小さい生き物とか、そこにふく風も全部含めて命は繋がってるっていう演出にされたのは最大に良かった気がします。

 

 

自由に生きてる時に森の仲間達がたくさんあつまってくる感じとか、子供シンバとムファサの足跡が重なってシンバの未熟さが浮き彫りになるところとか、いいシーンはあげたらキリが無い。

 

 

 

追加された点以外にも変えてない良さもある。

 

最初のシーンもそうなんですけど、印象的なシーンはあえて変えてない印象でした。

 

ハクナマタタのとことか、最後のスカーがハイエナに喰われるとこが影で演出されてるとことか。

 

 

そして残念だったのが、この後残念という感覚はなくなるんですけど、あえて残念ポイントとして書きます。

 

リアルを追求してるせいで、表情があまり動かない。

 

ディズニーアニメといえば、表情が豊かに動くというイメージがあると思います。

 

ライオンキングのアニメが25年たっても色あせないのはすごく動くからだと思うんですよ。

 

 

 

それに3バカのハイエナが変更されて狡猾な感じになってコミカルな感じが減ってたり、空からムファサの声が聞こえてくる時に、アニメだと雲がムファサの顔になるとこ、ただの雲の塊だったり、そういうアニメ的な表現が削ぎ落とされてる。

 

 

特に観る前は、もう注目点は王様になるのが待ちきれないのとこの色使いとか、動物タワーをCGでどう表現するんだろ。ってとこだけだろ。って思ってて、実際みたら、アニメ的な表現は削がれてますから、当然動物タワーは無く、少しずつシンバの元に動物達が集まってきて最後はシンバをセンターに沢山の動物が後ろから付いてくるって演出になってました。

 

 

 

動物タワーが見たかったから、あー。動物タワー無しかー。なんて残念に思ったんですけど、よくよく考えてみたら、あれはあれで良い。むしろアニメ表現削いでるのに動物タワーやったら逆におかしい。

 

 

 

それで思うんですよ。

 

アニメが上だとか、実写が上とかそういうのではないな。と

実写版が作られたからと言ってアニメは古くならないんですよ。

アニメも好きだし、劇団四季のミュージカルも好きだし、実写版も好き。

 

それぞれのいいところがあってどれが1番ってことはないんだな。って思ったから、残念ポイントとしたところはアニメに固執しすぎた私の未熟な見方でした。

 

 

残念ポイントなんて無い。

 

 

私は最初のセリフが最後に来たりする展開が好きなんですけど、ライオンキングも最初にシンバが掲げられて始まって、最後はシンバの娘が掲げられて終わるんでめちゃくちゃ好きなやつです。

 

 

 

そういうのを何も考えずに、映像すげー!って観るだけでも価値ある映画に仕上がってると思います。

 

 

観て良かった。

 

 

パンフレットが図録みたいですごく出来がいいので、せっかく映画観たなら買うことをお勧めします。

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