思考回路はショート寸前。

80歳のおじいちゃん。ふじまるGTがドラクエ11が発売された記念に作ったブログです。猫がかわいい。FF14はじめました。やべー!おもしれ〜。

ドラゴンクエスト ユアストーリーを観たんだ。

 

こんにちは。

 

ドラクエの映画観てきました。

 

ふじまるGTです。

 

 

 

ドラクエ5を映画化したという触れ込みで話題になり公開され、結末がクソという炎上でさらに話題になったやつ。

 

 

 

面白かったです。

それはもう笑えるくらいに。

 

 

 

ここから先は内容に触れますので、ネタバレ嫌な人は進まないで下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんで荒れたかわかりました。

 

 

ドラクエの映画って何十年の歴史の中で初めてで、これから先も作られるかわからない。

そういう中で出てきた作品で、出来があれ。っていうところ。

 

 

 

でもじゃあどうすれば丸く収まったんだ?って考えると丸く収めるのなんて無理。だとしたら実はあのオチで良かったんじゃないかな。と思ったんですよ。

 

 

ラストとラスト前で、この映画は2つにわかれると思います。

 

 

炎上してるメインの怒りは、ドラクエの映画を観たいと思って観に行った人なんじゃないかな?

 

 

 

ラスト前までは、ドラクエのストーリーが展開され、ラストでこれはVRでした。って。

 

 

ドラクエの映画観に来たのになんだよ。

 

 

このギミックが使いたいだけなら別にドラクエを題材にしなくても成り立ちますからね。

 

 

 

 

この怒りを抱えてる人は、むしろ喜ぶべき映画だったじゃないですか。

 

 

だって公式にこれはデータですよ。って言ってくれたわけですからね。みんなの中にあるドラクエ5は守られたわけですから。

 

 

 

これがもし、本当にミルドラース出てきて、倒して世界は平和になりました。って展開だったらどうでしょうか。

 

 

 

これこそ最悪の展開だったんじゃないでしょうか。

 

 

 

この映画、そもそものドラクエ世界の話が面白くない。スーパーダイジェストでお送りされるストーリー、全部セリフで説明してくる展開、主人公の性格の軽さ。

 

 

誰にも感情移入できません。何みさせられてんだ。って感じでした。

 

 

主人公の行動が全部場当たり的で、明確に意思を持って行動してない。

 

 

レベル上げで強くなる描写とかなく、なんか俺いけるじゃん。の一言で片付けられてる。

覚醒みたいなとこもなく終始貫禄が無い。

貫禄が出ました。みたいなサンチョのセリフがあるだけ。観てる人は誰も感じてない。

 

 

 

ビアンカフローラもここまでダイジェストでお送りされたからどっちにも思い入れないし、この展開のまま、最後ミルドラース倒して世界は平和になりましたこれが公式のドラクエ5の映画です。ってなった方がつらくないですか。

 

 

 

誰もが満足いくドラクエ5の映画なんかつくれないんだから、どっかに逃げるしかないんですよ。

 

 

 

で、次の話です。

逃げた先があのオチ。

 

めちゃくちゃ良くあるパターンですよ。実は架空の世界でした。って。

 

それがやりたいなら、もうちょい自然にデータ感を散りばめないといけませんよ。

 

 

ゲームっぽい始まり方したり、ビアンカへの気持ちに気づく時にポリゴンの世界に入っていくみたいな演出にしてあったり、今回はそういう設定ってメタ発言をキャラに言わせたり、はあったんですけどね。ちょっと匂わせがチープです。

 

そこが甘いから、いきなり出てきたわけわかんないやつが説教してくる映画になっちゃってんですよね。

 

 

しかもその説教が、大人になれよ。ですからね。

 

大人でゲームしてるやつはみんなその辺に折り合いつけながらやっててわかってるような当たり前のことを言ってくるし、子供にはそもそも当てはまらない。

 

 

ゲームやってるやつは子供なのかもしれない。でもこう言ったゲームの思い出とかが今の生活の支えになってるんだ。的なこともないんですよ。アンチウイルスソフトでウイルス消すだけ。

 

リアルに戻ってからの、ゲームやってたあいつのこともなんも知らない。教えてくれない。

 

 

 

誰をターゲットにした映画なんだこれ?って終始思いました。

 

 

 

つまり、ドラクエの映画としては全くの駄作。

 

 

 

ならドラクエの映画ではなくただの一本の映画としてみたら

 

これまた駄作でした。

 

 

 

 

 

あれ?褒めようと思って書き始めたのに。

 

 

最初に面白かったって言いましたよね。

 

 

 

これ何映画だったか考えたんですよ。

 

これホラー映画としてみて下さい。

 

後味悪い系の。

 

 

 

これは全部データの世界でした。と言われ、ウイルスを倒した後、現実に戻り、また日常が始まる。的な内容なら、それこそ良くあるパターンで終わりです。

 

 

この映画のホラー的なとこは、そこからまたゲームに戻るとこです。

 

 

やったな!リュカ!ってヘンリーが駆け寄ってきてゲームに戻って、最後は景色の良いところで、ビアンカと息子が早くおいでよ〜。って呼びかけてくる。

 

 

もうこの世界はデータの世界ってわかってるのにですよ!

 

 

そしてカメラが引いていって不自然に花火が上がって終わり。

 

 

 

なんとなくいい風なグッドエンドで終わった感じがします。

 

 

 

でもこの一緒に冒険してきた家族も、景色も全部データなんだ。話しかけて返ってくる言葉もプログラムされたもので、今立ってるとこも全部データ。それを強調するように不自然な花火。

 

 

もうここでプログラムは終わりです。

この世界に広がりはありません。

って突きつけられたような感じがして、こえー世界だな。って思ったんですよね。

 

 

 

これは面白いなぁ。と思いましたよ。

 

 

 

 

映画は全然面白くないですよ。

 

 

 

でも見る価値ありだと思いました。

 

 

みた映画はパンフ買う派なのでパンフ買いました。

 

表紙の手触りがマット感あっていいです。

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