ロケットマン面白かったよ話。
こんにちは。
ふじまるGTです。
エルトンジョンの半生を描いた映画なんですが、ボヘミアンラプソディーと比べられそうな映画です。
でも歴史を淡々と追ってく映画ではないです。
ここからは内容に触れるのでネタバレ嫌な人は進まないで下さい。
物語はエルトンがグループセラピーにいきなりやってくるところから始まります。
自分のことを話し始めてミュージカルが始まります。
幼少期家族から愛されず、しかし音楽の才能は見出され、トントン拍子にスターの階段を登って行く。そしてプレッシャーや、愛していた者からの裏切り、成功しても振り向いてくれない親、様々な負の要因から薬物やアルコールに溺れて行く様を本人が語っているというシチュエーションから1つずつミュージカルとして紐解かれていきます。
この手法、人の半生を描く映画としては珍しくないですか。大体彼はこの時こうだった。みたいな感じで描かれることが多いと思うんですけどね。僕はね。って語り始める一人称スタイル。
エルトンに興味はそんなになくて、主演のタロンエジャトンが好きだから観に行ったんですけど、タロンの演技が良くて、なんかタロン見てんのか、エルトン見てんのかわかんなくなってくるくらい、エルトンになりきってました。
歌もダンスも全部自分でやってのけるタロンまじ好きです。
すべてが紐解かれた時に、愛されたかった子供時代の幻影をハグしてあげるとこ泣けた。
そしてこの映画エルトンの映画であると同時に、バーニーの映画でもあります。
作詞家のバーニーとの友情があったから立ち直れてる。もしバーニーがいなかったらエルトンもうこの世にいないかもしれない。ってくらいエルトン支えられてる。
今も仲良しって最後に本人の写真出るとこも泣けるわ。
友情に弱すぎる。
綺麗なとこだけじゃなくて、汚いとこも全部さらけ出すって姿勢がこの映画すごく良かったと思います。
本人が制作に関わってるだけのことはある。まだ生きてる人のことをやる強みだよね。
死んだ人だとどうしても綺麗に、伝説的なとこだけ強調されてしまうから。
そしてタロンのエルトン再現度の高さがハンパない。さっきも触れたけど、本物のエルトン見てるような感覚になってくるのよ。演技の世界じゃないっていうか、ドキュメント見てるような感覚に。
特に最後のPVの再現がすごかった。
帰ってきてからYouTubeで本当のPV見てみたけど、うへー。すげー。ってなりましたよ。
真似してるって感じじゃないの憑依。
あと最後のPV行く前の、最初にグループセラピーの部屋に入ってくる所に話がつながってくるとこが良かった。
最初と最後が繋がるの好きです。
エルトンファンじゃないのにここまで引き込まれるんだから、エルトンファンだったらちょっとぶっ飛んじゃうんじゃないの?と思いました。私はどうやってもそこに辿り着けないから羨ましい感覚です。
パンフはタイトルロゴのキラキラしたのをイメージしてかキラキラした表紙。
中のインタビュー結構良かったです。