アゲ太郎は映画館で観ましょう。

こんにちは。

映画とんかつDJアゲ太郎みてきました。

ふじまるGTです。

公開前にコロナで延期され、延期された公開前に逮捕者が2人でるということで別の意味で名前が上がりまくってしまった今作。そんなこんなで話題になってたから観に行った人もいるかと思います。私は原作の漫画が好きで、出来がどうあれ観にいくしかないよな。って思ってたので行ってきました。

漫画原作を実写映画化する時って、例えばキングダムだとか、進撃の巨人だとか鋼の錬金術師だとか、コミックスが売れてるやつにいっちょ乗っからせていただきますよ。ってスタンスだと思うんですよね。鬼滅なんかも実写化しようと水面下ではすでに動き出したりしてるのではないでしょうか。少なくともこの漫画面白いけど人気ないから実写映画にして人気にしてやるぜ！って監督はいないと思います。

アゲ太郎そんな売れてないよね？

なんで実写化しようとしたんだよ。って。

思ってました。

実写映画って残念なことが多いから期待せずに行ったんだけど、かなり良かったです。

良かったのでみんなに見て欲しいな。と思ったのと、原作がジャンプ＋で連載してた漫画なんですが、ギャグ漫画とされてはいますが、しっかりとジャンプ漫画なんです。友情、努力、勝利がすごくテンポ良く描かれています。めちゃくちゃいいので、とにかく漫画も読んで欲しい。

映画の話に戻ります。

ここからはネタバレありなのですが、特に謎がどうこうみたいなのはないので、読んでもらってもいいかな。とは思いますが、気になる人は映画観てから読んでください。

漫画読んでると、改変されてるところがかなりあって、ここが原作と違うじゃん！って人もいるかと思うんです。だけど1本の映画としてみたらかなりいい改変してるかなと私は思うわけです。

原作好きからすると、オシボリさん削られてるとかオイリーさんが若干クズな性格にされてたりとか、溝黒さんがアゲ太郎にキツくあたったりとかちょっぴり悲しい改変もあるんだけど、映画を円滑に進めていくためには仕方ない。

オイリーさんが家追い出されてアゲ太郎達のたまり場に自分の機材とかレコード持って雪崩れ込んでくる流れは、おー自然にアゲ太郎にDJの環境整えた。すげー。って思いましたよ。

アゲ太郎の幼馴染みの3代目達とユーチューバーになって名前売れてくのも、あいつらがマジの仲良しで、仲間がやりたいってことには否定せず全力で応援してやるいい奴らってのが一発で伝わるのですごく良かった。

この辺はものすごく原作と違うから、抵抗ある人もいるのかな。と思うんですけどね。じゃあ100分に話収めるとしてどうすんのよ。ってなります。もう違うもんとしてみなさいよ。って思いますね。原作と違うからつまんねー。ってパターンも確かにあるとは思いますが、アゲ太郎はうまくやってます。

唯一悪い点と言えば

コロナでライブシーンがガラっと変わってしまったが故に、人混みをかき分けるシーンとか、こりゃ密だなぁ。なんてどうしてもよぎっちゃったり、伊勢谷友介が、伊藤健太郎が映ると、あっ。てなって変な気持ちになるので、コロナ前に公開できなかったのが本当に悔やまれます。

良いとこに戻ります。

渋谷が舞台で、渋谷で撮影されてるから、漫画の時よりリアルにここでこいつら生活してる感があって不思議ないい気持ちになりました。

なんやかんやあって最後のDJプレイが激アツ。

あそこみるためだけに映画館行ってもいいと思います。

フロアのズンズン感があって、あーライブいきて〜。てなりますよ。

テレビのスカスカの音で観たら面白さ激減な感じがしますので、是非劇場で見てほしいと思います。最後のDJシーンの時にロゴがバン！と映し出された時に鳥肌ゾワってなって涙ジワってきました。3代目達の友情はあの時点の漫画より濃く描いてるのでラップのシーンすごいきました。感情揺さぶられた。あと最近涙腺ガバガバすぎる。

エンドロールがこれまた最高でした。

キャストの名前が作者手書きで、横に書き下ろしのアゲ太郎の絵がついてるんですよ。

原作にはないシーンが絵になってます。

久々に絵のアゲ太郎みてあいかわらず元気でやってんなー。みたいな昔の友達に会うような気持ちになりました。

切り替わっていく絵が名残惜しいなって思ってたらパンフレットにスタッフロール映画の絵のまま収録されてたので嬉しかったです。

パンフレットはレコードのジャケット意識した形で中身は雑誌みたいになってて読み応えありなので買いです。

とにかく映画は見に行って欲しい。

映画みたら漫画読んで欲しい。それだけです。